まさかの大人気(笑)
夜中に地元図書館のデータベースをいじくっていると、なんと、
現在の予約待人数:70
という結果が出てきました(笑)。
70人もの人が、「ぜひ、読んでみたい」と web上で行列(?)をしているのが、先の記事でも取り上げた藤田孝典『下流老人』(朝日新書)に他なりません。
参照記事
他に待っている人がいても、地元図書館の場合、最大で2週間まで借りることができますので、最悪の場合、列の最後尾の人が実際に本を手にできるのは140週先、つまり約3年後ということになります(笑)。
気になるんですね、老後のこと(笑)。この事実から間違いなく言えることは、
- 「本なんかに、おカネをかけたくない!」という人がたくさんいる。
- 「下流老人」は、まさしく今のキーワード。
- 老後が気になるような年齢の人でも、かなりネットは使いこなせている。
各々、検討してみます。
「本なんかに、おカネをかけたくない!」という人がたくさんいる。
本にカネをかけたくない、というよりも情報はタダであたりまえ、ということなんでしょう。きっと。理髪店の雑誌感覚というか。アマゾンで注文すれば、すぐに読めるものを(笑)。一般家庭が、「本を買わない」という事実は、総務省の統計でも明らかになっています。出版界が不況になるのも当然。しかし、これだけの「人気」はあるんですから、将来「電子書籍化」が加速することになるかもしれません。
「下流老人」は、まさしく今のキーワード。
「下流老人」という、そのままのタイトルでの雑誌特集もありました。まさに時代のキーワードとなっています。その他、老後破綻、老後破産なども。いずれも、「恐怖に訴えかけるコトバ」ですから、願望・欲求型よりも効果的ということになります。
老後が気になるような年齢の人でも、かなりネットは使いこなせている。
ネットユーザーの平均年齢がけっこう高いんじゃないか、というのはよく聞く話です。そもそも、「高齢者にネットが使いこなせない」という考え自体が思い込みにすぎません。今の中年~高齢者は「ゆとり世代」なんかと違って、教科書も厚かったし、教科ごとの学習時間も多かった。ちょっとその気になれば、パソコンやネットを使いこなすくらい、どうということもありません。私も個人的に、60・70代のアフィリエイターなどネットで稼いでいる人を何人も知っています(笑)。なかには、情報商材を販売している80代の人も(笑)。
まとめ
以上から、
物理的な実態のある書籍ですらこんな状態ですから、
- 「情報を売る」というのは、きわめて難しい。モノを売った方がカンタンかも。
- 人を動かすには、恐怖心に訴求するべき。
- 以上の条件があれば、高齢者向けネットビジネスも可能となる(かもしれない)。
ということになりそうです(笑)。