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終末期医療、ポジショントークの見極めが不可欠

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すべてが、ポジショントーク

終末期医療について、何回かふれてきました。

参照記事

洗脳?医療費を削減するには、そこまでやるか(笑)

こんなに違う、胃ろうケアについての考え方

最近、読んだ本に興味深い記述がありました。

 一般的に元気なうちは「延命治療はいらない」と考えていても、終末期になると患者も家族も不安と戦いながら過ごすことになるため、治療に対する意向が揺れ動きやすい。そうした思いを医師がきちんと受けとめてくれるのか不安も残る。
 法制化によって延命治療を不要とする社会的な風潮が高まれば、回復の難しい障害者への風当たりが強くなることも懸念される。受けられる医療の中身に影響を与える怖れもあることから、障害者団体は法制化の動きに強い危機感を募らせている。
(中略)
 最近はメディアの影響もあってか、「胃ろうにしても意味がない」と自らの価値観を前面に押し出す医師もいて、患者や家族が傷ついている例もあるくらいだ。法制化によって、医師の主観による一方的な価値観の押し付けを加速化させるリスクもはらんでいる。尊厳死法制化は医師を守ることはあっても、患者や家族が望む治療を受けるための解決策にはならないと思う。
(中略)
 一方、本人や家族が「胃ろうを造りたくない」と思っても、老人ホーム側からの抵抗に遭うことも少なくない。
 嚥下機能が低下して誤嚥性肺炎を繰り返すようになると胃ろうを勧められるほか、口から食べるのが難しくなると退去を促される場合もある。
 逆に昨今は、「胃ろうならば引き受けます」というホームも珍しくなくなっているのが現状だ。

長岡美代『介護ビジネスの罠』講談社現代新書

立場によって、人は言うことが違ってきます。純粋に患者や家族の立場を代弁してくれる人はいません。もちろん、担当の医師や看護師をも含めて。家族が大病を患って、最も学んだのが、このことです。

ポジショントーク

対応策としては、ある程度以上、自分で(あるいは家族で)情報収集などするしかないです。それも、可能な限り多様な角度から。

一時の、マスコミでの流行りの考え方などに乗せられてしまうと、とりかえしのつかない判断をしてしまうことにもなりかねません。

まとめ

医療・介護をビジネスでやっている人にとっては、いかなる個人も、その他大勢の中の「one of them」にすぎません。特定の人だけを「特別視」してくれることはないのです。

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