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マクロ経済スライド、厚生労働省と政府の綱引き

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え?今年は、「やめる」と言ったのでは?

厚生労働省は、2016年1月14日の自民党社会保障制度特命委員会に、年金支給額の伸びを物価や賃金の上昇率よりも低く抑える「マクロ経済スライド」の適用拡大を旨とする年金制度改革関連法案を提示しました。

マクロ経済スライドって、何?という方は、当サイトの人気記事をご参照ください。

参照記事

年金のマクロ経済スライドをわかりやすく説明してください(1)

年金のマクロ経済スライドをわかりやすく説明してください(2)

現役世代の負担を軽減するために、デフレ時に抑制を見送った分を物価・賃金の上昇時にまとめて調整できるようルールを見直すんだとか。

待て。

マクロ経済スライドは、インフレ経済を前提としており、デフレ経済下では発動できません。昨年、2015年、制度発足以来10年強を経て、初めて実行されたのです。

「デフレ時に抑制を見送った分」を「まとめて調整できる」となれば、「現役世代の負担を軽減」はできても、これから年金をもらう人に、支給額で大変なツケを負わせることになってしまいます(笑)。

今国会への提出を目指すそうです。

やる?やらない?どっち?

といいつつ、思い出してください(笑)。今年は早々と、「マクロ経済スライドは、実行しませんよ」宣言が、すでに出されています。参議院選挙対策として。

関連記事

マクロ経済スライド、今年は、やめるってよ(笑)。

当初は昨年・2015年の通常国会への法案提出を目指したのですが、審議時間の確保が見込めず先送りにしていたそうです(笑)。

繰り返しますが、マクロ経済スライドとは、年金支給額の実質的減額措置です。将来世代の負担を軽減しつつ、年寄りへの「額面支給額は減らさない(むしろ、増やす)」という難易度の高い器械体操のワザのような内容となっています。

上記のように、制度発足以来、きわめていいかげんな運用となっています(笑)。

この1ヶ月間だけで、「やめる」といったり(政府)、「やる」といったり(厚生労働省)。

政府と厚生労働省の綱引き

もう一度、いいますが、

いいかげん

としか、いいようがありません(笑)。

まとめ

要するに、現在の年寄り(すでに年金をもらっている人)たちを、とにかく甘やかして、そのツケはすべて、現役世代(あるいは、将来年金をもらう人)に引き受けさせようとしているのは明らかです。

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