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高齢者ビジネス。成功の秘訣は、L70を狙え?

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高齢者ビジネス、ごく身近な実例をまじえて考えてみました。

すべらない高齢者ビジネス、成功したいなら、我が後輩を見習え(笑)。

葬儀費用の相場価格が激安に、高齢者ビジネスは必ずしも儲からない。

今回は、ひとつの業界や事例をこえて、もう少し全般的なお話を。

L70

「L70」って、知ってますか?

Googleトレンドで検索したら、結果が表示されます。そこそこ、認知度のあるコトバになっています。LはLady、70は70歳代という意味です。これからモノを売るには、「70歳代の女性が狙い目だ」、という意味です。マーケティングの世界では、ひとつの合言葉になっています。

L70を狙え!

このコトバが世に知られるようになったのは、吉本佳生著『L70を狙え』(日本経済新聞社)という本が、キッカケ。

著者が、70歳代女性をターゲットにすべきであると主張する理由として、

  • 日本全体の人口が減る中、2050年まで、その絶対数が増える
  • 大多数の人は、健康で悩みも少ない
  • 平均余命が、約20年もある
  • モノやサービスによっては、どの世代よりも金払いがイイ

などを上げています。

いろんなデータを駆使して、「余裕ある、ご高齢のご婦人」像を描き出す結果となっています。

さすがに、吉本さん。ヒット著書も多く、NHKのバラエティ番組(『出社が楽しい経済学』)の原作を手がけるだけのことはある。

と、言いたいところですが(笑)、

「今」がピーク

将来にわたって、「L70」が、吉本さんが言うほどに、余裕を持ち続けることは出来ないと思います。

というのも、将来のL70は、収入と支出が「今」とは構造的に変わってしまうからです。

まず、「今」ほど、公的年金がもらえない。

また、「今」より、医療費の負担(窓口自己負担・保険料ともに)が増える。

この点を抜きに、(L70に限らない)将来の高齢者世代のライフスタイルを予測するのは、ナンセンスだと思います。上記、吉本さんの本では一切、ふれられていません。

高名な経済学者に、イチャモンをつけるようで、申し訳ありませんが(笑)。

まとめ

L70が持つ「余裕」は、今がピークなんだと思います。あと、5~10年もすれば、「高齢者の生活が、ひと世代前とは明らかに異なる」ことが、誰にでも、明確にわかるようになるでしょう。将来から「今」をふり返って、「あの頃はよかった」という想いを持つことになるに違いありません。

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