老後のおカネ

公的年金から、借金問題まで。

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マイナンバー制の次には、医療等IDが導入されます。

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朝から残念なメルマガを読むことになりました。あるFPさんの発行しているメルマガです。知り合いから、「最近ご活躍のFPさんだから、参考になるよ」とのオススメで購読するようにはなったのですが。

何が残念かといえば、やはりその内容(笑)

メッセージ中に、相変わらず、「老後のために、●●歳まで貯蓄にはげみましょう」とあります。私も、「貯蓄」という行為そのものを否定するものではありませんが、このFPさんの考えのベースにあるのは、「基本的に老後は貯蓄で何とかなる」という発想。FPという資格が正式に出来る前からの考え方と、1ミリの変化もしていない。

  • ここ、十数年間、平均給与は下がり続けており、安易に貯蓄などできる環境ではない
  • いわゆる「老後」という時間は、従来の発想で過ごせるほど短くない
  • 将来にわたって、同水準の公的年金が支給され続けると考えている
  • 将来も、そんなには出費が増えるとは考えていない

少しは、社会の構造的な変化というものを考えないと(笑)。

冬眠するクマじゃないんだから(笑)

冬眠しないクマ

老後を貯蓄をベースに暮らすという発想は、冬眠するクマをイメージさせます。冬眠するクマが、冬の期間を「蓄え」で過ごせるのは、やがて春が来て、また、エサを取ることができるからです。エサがとれない冬の期間は、やがて終わります。

冬の期間が延々と続くことになれば、クマは従来と変わらない環境をさがして、引っ越しするしかありません(笑)。

さて、長い老後が蓄えだけで過ごせなくなる要因のひとつに、出費の増加があります(上記箇条書きの4番目)。具体的には、医療費負担のアップです。

個人負担を増やし、国の負担を減らす。

財政健全化のために、避けられません。

マイナンバーの正式導入は、2016年1月。マイナンバーで出来たインフラをベースに導入されるのが、「医療費等ID」です。2018年からになります。医療機関の間で医療情報を共有し、二重投薬や検査を削減することで、医療費の削減を目指します。

病院の待合が老人のサロン状態というのは、やがてなくなることでしょう(笑)。

まとめ

公的年金の支給は、「まともに暮らせない」水準まで下がり、医療費等の負担は増えるばかり。「蓄えで何とかする」という発想は、昔懐かしい夢物語となります。

何十年も前の社会構造を前提としたアドバイスを続けるFPさんの発言そのものが、証券業界用語でいう「風説の流布」に他なりません(笑)。FPさんが、いまだに、こういう発想をしているんだということが確認できました。そういう意味では、確かに参考になりました。知人は、ウソを言っていない(笑)。

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