老後のおカネ

公的年金から、借金問題まで。

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流出したのが年金の基礎年金番号だけなら、大したことはありません。

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平成27年6月2日、各紙のトップ記事には「年金機構に不正アクセスで125万件個人年金情報流出」といった見出しタイトルが。本サイトの立ち位置から考えて、本件を取り扱わないという選択肢はありえません(笑)。

流出したのは、基礎年金番号だけなのか?

パソコンウィルス

とある報道によれば、125万件といわれる流出データの内訳は下記のとおりだとか。

  • 基礎年金番号・氏名 約3万1000件
  • 基礎年金番号・氏名・生年月日 約116万7000件
  • 基礎年金番号・氏名・生年月日・住所 約5万2000件

ホントに、このとおりであれば、本件は大した問題ではありません。基礎年金番号「だけ」がわかったとしても、そこには何かに生かせるような情報は、一切ありませんので。

これが、基礎年金番号にヒモ付けされた「年金加入記録」のデータまで、持って行かれたのだとしたら、話は全く別です。

年金加入記録は、その人のプロフィールそのもの

年金加入記録がわかれば、その個人は「ほぼ丸裸」となります。

勤務先と勤続年数、給料・ボーナス額、配偶者や家族に関する情報など。

日本人の場合、「年金加入記録」を見れば、その人のプロフィールは、だいたいわかります。たとえ、過去に「加入期間のない期間」があったとしても、その期間は、海外で暮らすなど、「フツーでない生き方」をしていたことがわかってしまいます。

思い出してください。「個人情報保護法」は、有名人の年金記録を不正に閲覧する旧社会保険庁職員の不法行為が原因で、立法化されたのでした(笑)。

新しく人を雇う場合(中途採用)、会社は「履歴書」の提出を求めます。以前は、その人の元勤務先に電話をしてウラを取る、などということがアタリマエに行われていました(笑)。今は個人情報保護法で、そんなことは出来なくなりました。

事情通の会社は、履歴書と一緒に「年金加入記録」の提出を求めます。これは、違法でも何でもありません。さらに頭の良い会社は、まず、履歴書を提出させ、その後で、年金加入記録を提出させます。不正を働く人は、門前払い出来るというわけです。

ちなみに、年金機構職員が基礎年金番号を入力して、年金記録の詳細データに入っていく場合には、指紋認証が求められます。もちろん、指紋データそのものは、あらかじめの登録が必要です。ここを破られていたとするなら、問題は相当に深刻です。

まとめ

被害者の年金機構関係者が、謝罪しているのが印象的でした。「データの保護責任」というなら、その場合でも、謝罪すべきはシステムを構築した会社であるはずです。 謝罪慣れしてしまったのでしょうか(笑)。

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