老後のおカネ

公的年金から、借金問題まで。

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何だったのか?年金記録確認第三者委員会

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年金記録確認第三者委員会。例の年金記録問題が日本中を騒がせた2007年、総務省に設置され、年金記録の訂正業務を行ってきました。総務省から、2015年6月末で廃止するとの発表がありました。

会議

消えた年金問題とは

廃止の理由は、処理件数が大幅に減少しているからとのこと。後に、厚生労働大臣のポストまで手にすることになった、「ミスター年金」という全く現実に合わない有り難いニックネームの国会議員が火を付けた消えた年金問題。一体、何だったのでしょうか?

私自身、実務者として数千件単位の年金記録に接しましたが、「大騒ぎするほどの事実は、どこにもなかった」というのが率直な印象です。ことわっておきますが、私には、旧社会保険庁や厚生労働省、日本年金機構を擁護しなければならない義務も必要もありませんので。

公的年金の記録は、きわめて正確です。昭和の終わり頃まで紙媒体に記録されていたことを考えると、「奇跡的」といっていいくらい正確です。

もちろん、記録にはミスや間違いもありました。しかし、ミスの原因をたどっていくと、元働いていた会社の事務処理ミスが大半で、たまに被保険者本人によるものがありました。

日本の社会保障制度は申請主義です。提出された書類が、ホントに事実と適合しているかどうかは、確認のしようがないのです。提出された書類は、「間違いのないもと」として受け付けるしかありません。

いわゆる「年金記録問題」が、書類受付後に、役所内でひきおこされたといった考えをお持ちなら、それは全く事実に反します。

この点、ミスター年金と大マスコミによって、ずいぶんと国民はミスリードされられました。

ちなみに、ミスター年金の著作を読んでみましたが、内容は「いかに役所にいやがらせをするか」といった類のものが中心で、年金法や年金制度の中味についてふれた箇所は、ひとつもありませんでした。

ミスター年金が歴代大臣の中で、「もっとも年金を知らない」というのは、関係者、実務者には、周知の事実です。

まとめ

記録問題騒ぎの結果、すでに年金をもらっている人のうち、明らかに舗保険者本人または本人が元勤務していた会社による事務処理ミスで支給されていなかった年金記録が見つかった場合についてまで、丁寧な詫び状と高額の利子を付けて、支給開始時にさかのぼって、未支給だった年金が支払われることになりました。

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