老後のおカネ

公的年金から、借金問題まで。

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老後のお金が消えていく

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平成27年3月19日、落語家の桂米朝さんがご逝去されました。1ファンとしては、ただただ、ご冥福をお祈りするのみなのですが、本サイトのテーマに沿って、追悼記事をまとめてみました。

1924年生まれ

桂米朝さんは、大正14年の生まれ。昭和61年4月1日当時すでに60歳を超えており、年金法でいえば「旧法」適用者に区分されます。ちなみに、現行の年金法は「新法」と呼ばれます。つまり、日本の年金制度は昭和61年4月2日以降、大きく変わりました。この点については、なぜ、年金手帳に色の違いがあるのですか?で説明しています。

年金が、どんどん消えていく

米朝師匠の例にとどまらず、年金制度は生年月日や性別によって、随分と扱いが変わってきます。現在、年金の支給開始年齢を65歳に移行させようとする取り組みが進められています。

老齢基礎年金・老齢厚生年金の仕組み(平成26年度版)パンフレット

年金の支給開始年齢

日本年金機構HP

その全体構想を表したのが、この図になります。今現在は、2015年度ですから、上から6番目のプロセスが進行中です。最終形が、一番下の図。完全に支給開始年齢が、65歳からとなっています。ここにある図に描かれる以前の世代、すなわち、昭和16年4月1日以前に生まれた人には、60歳代の年金は全く減額されることなく支給されていました。

図から、明らかなように「女性は男性に比べて5年間おくれ」になっています。

全体としての年金支給額が時間の経過とともに、どんどん減っているのがよくわかります。こちらは、マクロ経済スライドとは異なり、着実に進行中です。

さて、この取り組みが開始されたのが今世紀初頭、2001年度です。完成するのが2025年度ですから、「年金の支給開始年齢を5歳引き下げる」のに25年間の月日をかけているわけです。

最近、次は「支給開始年齢が70歳になる」といった報道がなされることがありますが、急に実行されるものでないことは、この例から明らかです。今日決めて、明日から実行というようなスピードでは、さすがに誰も対応できません。

この図から読み取れる政府のメッセージは、「これだけの時間の余裕を持たせてあげているのだから、きちんと対応してくださいよ」あるいは「確実に、これまでとは異なる時代(公的年金に過度に期待できない・依存できない)が来るのですよ」ということです。

まとめ

老後の資金ということで、公的年金を検討する場合、実は今回のように生年月日や男女の別をはじめ、その他、勤務期間、現役当時の給与額などによって千差万別で、実は「一般論」というものは成立しがたいのです。

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