老後のおカネ

公的年金から、仮想通貨まで。

Read Article

マクロ経済スライドに寄せる期待?奇をてらった珍説でのウケ狙いは止めなさい(笑)。

SPONSORED LINK

しばらくぶりの公的年金・マクロ経済スライド

今回は公的年金の話題です。仮想通貨と公的年金の両方を扱うブロガーはごく少数だと思います(笑)。が、繰り返し言及している野口悠紀雄氏には、両者に関する現状日本語で読めて、かつ極めて深い話にふれることが出来る著作が何冊もあります。ま、仮想通貨も公的年金も間違いなく近未来の日本の行方を左右することになるはずです。

今回は、というか今回も(笑)、お題はマクロ経済スライドになります。「マクロ経済スライド」というワード。そのまま、グーグルアラートのリストに入れています。1日1回のアラート通知設定にしていますが、滅多に作動することはありません。それだけ、web上で「マクロ経済スライド」に関連した話題が少ないということなんでしょう。ということで、今回は久しぶりに、そのアラート機能が集めてきた「マクロ経済スライド」ネタになります。

類稀(たぐいまれ)なる、公的年金肯定記事

3月30日付の東洋経済オンラインに、マクロ経済スライドに関わる記事が掲載されています。

年金不安解消のカギはマクロ経済スライドだ
東洋経済オンライン、3月30日付
http://toyokeizai.net/articles/-/214470

記事の内容は、これから始まるマクロ経済スライドの厳格な実行は公的年金の制度維持に貢献するだけでなく、将来世代も年金をある程度以上アテに出来る。多少の経済的な低迷も、少子化も、「ヘッチャラだ」といった趣旨です。

珍しく、公的年金について肯定的な内容となっています(笑)。

記事中、確かにと、頷けるところが全く無いわけではありません。が、全体的にはオカシな話が展開されているという印象です(笑)。

というのも、マクロ経済スライドの厳格な実施が行われてこなかった事実については記事中においても言及されているのです。が、「その間に、マクロ経済スライドが実施されていなかった期間に、何が起きていたか」については全くふれられていませんので。

マクロ経済スライドとは、年金給付を削減する手段です。その施策が十分に行われてこなかった(実施されたのは過去1回だけ)ということは、早い話がその間に、受給者は「本来よりも、もらい過ぎていた」ということに他なりません。実体は、そんなカンタンな話ではなく(笑)、デフレによる物価下落の反映が不十分なために、マクロ経済スライドを全く度外視しても、さらに「もらい過ぎていた」ということです。「もらい過ぎ」状態は、二重というかダブルなわけです(笑)。

マクロ経済スライド厳格実施をわかりやすく言えば

つまり、平成30年から始まる「マクロ経済スライドの厳格実施」とは、過去にいい加減なことをしてきて蓄積されてしまったツケを、どうにもならないところまで来たので、少しはマジメにやって解消しようじゃないかという話にすぎません。

これまでは年寄りに結構甘かったんだけど、これからは厳しくいくぞという典型的な「世代先送り」施策にすぎません(笑)。それを必要以上に持ち上げて、肩入れしようという記事には、何らかの別の意図が感じられなくもありません(笑)。

Return Top