老後のおカネ

公的年金から、仮想通貨まで。

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【老後資金】貯め方を考えるより、まずフツーの人に資産運用の場がないことが問題。仮想通貨に熱狂するのも、ある意味当然のことかも。

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現状、日本にはフツーの人がフツーに使える「資産運用の場」がありません。バブルの頃までは、銀行や郵便局に預けておくだけで、年利数%というのがあたりまえでした。

株式市場に参入する場合、日本には「単位株制度」があって、基本的に100株、1000株といった、まとまった量の売買を強いられます。まずは、数十万円単位のおカネが必要になります。アメリカの証券市場には、こんな制度はありません。アマゾンやアップルの株も1株単位、数千円から買えます。ネット証券なら手数料も少額で済みますので、ごく少額の投資が成り立ちうるわけです。

一方、仮想通貨なら数千円単位の投資が可能です。

仮想通貨最初のブームは中国で、人民元を信用しない庶民や海外に資産を逃避させたい一部の人たちから、熱狂的な支持を受けました。日本人のおカネが仮想通貨に向かうのは国内にロクな運用の場がないからで、おカネを取り巻く環境は中国とそんなに変わらないと言わざるを得ません。日本は、自由経済であり民主主義国家であるはずなのに、共産党一党独裁体制の国と変わらないとは、何とも情けない話です。規制も中国並みになるかもしれません(笑)。

一部の人が手がけるブックメーカーにしても、同じです。国内公営ギャンブルの還元率が低く、最初から胴元である国が儲かるように出来ている環境を嫌って、わざわざ海外に口座をつくってまでも、少額のリターンを追求しているわけです。国内には、中毒性が高く、依存症になりやすいパチンコくらいしかない。

現状、博打やギャンブルと同等に扱われている仮想通貨投資に、庶民が熱狂してしまうのは、こういう環境に置かれていることが大きく、ブロックチェーン技術やICOなんかは二の次なのかもしれません。

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