老後のおカネ

公的年金から、借金問題まで。

Read Article

国民年金保険料の追納制度と後納制度の違いについて

SPONSORED LINK

国民年金保険料の追納制度と後納制度の違いについての説明です。過去に納付しなかった保険料を支払うという行為自体は非常に似通っていますが、行為の中身・意味する内容は異なります。マクロ視点から見た政府の意図するところは同じです。2つを混同している人は少なくないようです。

国民年金保険料の追納制度について

追納制度というのは、国民年金保険料の支払猶予期間や支払免除期間の保険料を後から納めるということです。10年以内という時間があります。

国民年金保険料の支払猶予期間や支払免除期間は、そのままにしておいてもカラ期間としてカウントしてもらえたり、年金支払の場合に満額の2分の1として計算してもらえます。

追納制度を利用して保険料を支払えば、年金額を増やすことが出来ます。

追納制度は、「とりあえず手当をしている」「法的に対応している」国民年金保険料を納付しなかった期間について、さらに「念の為」の対応をしておこうという意味あいになります。

国民年金保険料の後納制度について

後納制度というのは、追納制度と異なります。

本来、国民年金保険料を支払うべきだった期間は猶予期間や免除期間でなければ「未納期間」の扱いになります。時効制度から言っても、2年分の保険料しかさかのぼって支払うことが出来ません。

ただ、厚生労働大臣の承認があれば、5年以内の期間について、保険料の支払が出来ます。これを後納制度と言います。時効の取り決めを破る特例措置です。だから期間は、平成27年10月から平成30年9月までとなっています。期限付きです。

対象となるのは、保険料を納付した期間・免除された期間以外で、時効が過ぎて本来は保険料が納付出来ない期間に限られます。厚生労働大臣の承認の属する月前5年以内の期間です。

後納制度は、本来「未納」となる期間を特別に救済してあげましょうという温情措置です。

後納制度を利用すれば、年金が受給出来るようになったり、年金額を増やしたり出来ます。本来支払うべきだった期間の保険料を後から「穴埋め」するカタチで支払うと言った意味あいになります。

追納制度と後納制度は、やっていることは似ていますが、意味はかなり違います。

追納制度と後納制度で政府が目指すもの

政府の意図としては、年金が受給出来ない人(無年金者)をなくしたり、年金額を増やすサポートをするということで共通しています。

基礎年金給付の半分は税金で賄われていますから、もはやホントの意味での「社会保険制度」の仕組みを逸脱したものになっています。基礎年金給付こそが、先の選挙で某党が掲げて話題になったベーシックインカムそのものです。

将来、公的年金財政が所謂「ハタン」に近い状態になったとしても、基礎年金給付の半分は公的年金の仕組み以外から手当されるわけですから、年金給付そのものがストップしてしまうことはあり得ません。

ボイントを動画でまとめてみました。

 

Return Top