老後のおカネ

公的年金から、借金問題まで。

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ベーシックインカムを公約に掲げる小池新党・希望の党。年金受給者は、その真意を深刻に受け止めるべきである。

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希望の党の選挙公約は、ベーシックインカム。その財源は、年金保険料を含む社会保険料が6割を占めます。つまり、希望の党の公約は「公的年金制度を終わらせる」ことを意味するわけです。何の知識もないまま、「公的年金のハタン」をさけぶ人は少なくありませんが、自分たちで年金制度を終焉させてしまおうという公党が登場したわけです。

高齢者や年金受給者は、もっと真剣に・深刻に考えた方が良いです。公的年金を全くアテにせずに生活できる高齢者など、ほとんどいないはずです。希望の党は紛れもなく、高齢者の生活を破壊しようとしているわけです。

このような政党が無視できない一定の勢力を持つことこそが、「日本の国難」に他なりません。

ベーシックインカムは、日本の場合、すでに社会保障制度で実践中

希望の党が掲げる公約のひとつとして、選挙戦のちよっとしたキーワードになりつつあるベーシックインカム。Wikipediaに、こんな説明があります。

ベーシックインカム(basic income)とは最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して高い税率の徴税を行って得た税収で最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという究極の高負担高福祉で大きな政府の政策。

日本は資本主義の国で、社会主義・共産主義の国ではありません。だから、「高負担高福祉で大きな政府の政策」とまではいかないものの、すでにベーシックインカム的な発想は社会保障政策の中に組み込まれています。

例えば、公的年金は本来、被保険者の支払う保険料だけで高齢者への支給をまかなうべきところ国民年金(基礎年金)の支給額の半分は税金が注ぎ込まれています。意味するところは、「最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給する」ことにあるわけです。また、本年・平成29年8月から、その年金の支給要件が「25年から10年」に短縮されたのも同じ発想からです。

また、国民年金には20歳になって年金保険料を支払う以前に受けた障害に対して、「20歳前障害」という名称の給付があります。1円も保険料を納めていなくても支給されます。これもベーシックインカム。

希望の党が唱える「ベーシックインカム」は、すでにベーシックインカム的な考えで運営されている社会保険料を財源にしようというのですから、おそらく党首や党関係者に多少なりとも社会保障に明るい人間がいないということなんでしょう(笑)。

ベーシックインカム的な考えは、すでに公的医療保険にも取り入れられています。

日本では公的医療保険にもベーシックインカム的な発想が取り入れられています。所得が低い人は、わずかな負担で治療という現物給付が受けられるようになっています。今回、小池新党・希望の党が唱えるベーシックインカムの財源からは、医療保険に係る社会保険料は除外されたようですが、一体どういうことなんでしょうか?年金制度を廃止してまでして導入しようというベーシックインカムによって、個人にわずかばりのカネをばらまいてみたところで、医療費がベーシックインカムで負担しきれないほどに上がってしたえば、何の意味もありません。

希望の党の公約は経済政策を見ても、財政均衡重視で財政出動抑制の緊縮財政型。このような政策の下でば、経済成長や景気拡大は期待できず、ベーシックインカムの財源が継続的に確保出来るのかも不明。おそらく、党には経済ブレーンも、社会保障に通じたブレーンもいないようで、思いつきを公表しているような感じがします。

小池百合子を歴史に残る大物政治家などと評するのは大間違い、勘違いにも程がある

小池新党・希望の党のおかげで、改憲勢力の数が増えた。であるとか、民進党の左翼系を切り捨てることには成功した、といった評価があります。が、少々待っていただきたい。すでに、何人もの民進党議員が、「選挙後には再度、団結しよう」と堂々と呼びかけているのです。

元民進党の左翼系は、いわゆる「踏み絵」を拒み、切り捨てられたように見えたが、立憲民主党なる新党を立ち上げ、左翼系地上波テレビを中心に支持を得ている。情報源が全国紙・地上波テレビといった大手マスコミに限定されている一定年齢以上の高齢者の支持をも獲得し、むしろ勢力を増す勢いとなっている。行き場を失い、開き直って自分たちのターゲット層を明確にしたことで、「生き筋」を見つけることが出来た。

日本は先進国には珍しく、今だに大手マスコミが一定の層に根強く支持されている結果、同じような思想を持つ極左集団や共産主義政党が生き延びることが出来ている。

さて、小池新党・希望の党を保守であるとか改憲勢力などと分類するのは全くの誤り。冒頭でこ紹介したように、すでに選挙後には「仮の宿」としての新党を解体して、再度団結しようとよびかける民進党参議院議員が何人も出没することとなっている。このような集団、選挙互助会的な組織を「保守」であるとか「改憲勢力」と呼ぶのは、余程のおバカさん。

仮に選挙後、実際に希望の党を離党し、元々の同志たちが再集結した場合、彼らに何らかの責任を問うことはできないものか?ここで言う「何らかの責任」とは倫理的なものではなく、あくまでも「法技術的に」ということ。こんな連中に、「倫理」を説くのは虚しいだけのこと(笑)。

『踏み絵』を踏んだ元民進党議員、むしろ、法的な責任を追求する方が困難

希望の党が公認候補と取り交わした政策協定書、いわゆる「踏み絵」の全文は下記の通り。

希望の党 小池百合子代表殿

                               政策協定書

 私は、希望の党の公認を受けて衆院選に立候補するに当たり、下記事項を順守すること、当選した場合には希望の党の所属する会派に所属して国会活動を行うこと、希望の党党員として政治活動を行うことを誓います。

                                    

 1、希望の党の綱領を支持し、「寛容な改革保守政党」を目指すこと。

 2、現下の厳しい国際情勢に鑑み、現行の安全保障法制については、憲法にのっとり適切に運用する。その上で不断の見直しを行い、現実的な安全保障政策を支持する。

 3、税金の有効活用(ワイズ・スペンディング)を徹底し、国民が納める税の恩恵が全ての国民に行き渡る仕組みを強化すること。

 4、憲法改正を支持し、憲法改正論議を幅広く進めること。

 5、国民に負担を求める前に国会議員が身を切る改革を断行する必要があること、および、いわゆる景気弾力条項の趣旨を踏まえて、2019年10月の消費税10%への引き上げを凍結すること。

 6、外国人に対する地方参政権の付与に反対すること。

 7、政党支部において企業団体献金を受け取らないこと。

 8、希望の党の公約を順守すること。

 9、希望の党の公認候補となるに当たり、党に資金提供をすること。

 10、選挙期間が終了するまで、希望の党が選挙協力の協定を交わしている政党への批判は一切行わないこと。

                                                      年 月 日

                       第48回衆院選 立候補予定者

                                                            (署名欄)

俄然、注目を集めたのは、露骨に「カネを出せ」と要求した9項目目(笑)。ただ、ホントに注意すべきはソコではない。この政策協定書なるものには致命的な欠陥がある。

とある弁護士事務所が運営するサイトに、「契約」をめぐるこんな記述が。

当事者は、約束を守る期間を決めておくことが大切。こうした契約の終了時期やその手続き方法、更新などは、契約時に当事者同士で取り決めて、合意しておくことが重要です。そしてもちろん、契約書にはこれらの内容を、きちんと契約条項として盛り込んでおきましょう。

そう、当該政策協定書には、「期限の定め」がない。10項目目にある「選挙協力する政党の批判禁止」には、選挙期間が終了するまでとの定めはあるものの、前文にある「事項を順守すること、当選した場合には希望の党の所属する会派に所属して国会活動を行うこと、希望の党党員として政治活動を行うことを誓います。」には期限の定めが存在しない。

こういう契約書の下では、当事者の一方たる、立候し当選した議員が短期間のうちに約束を反故にしても文句は言えない。「所属して国会活動」「党員としての政治活動」は、1月でも、1日でも、1時間でも構わない(笑)。

「踏み絵」は足枷になるどころか、離党の動かし難い根拠となる(笑)。この場合、「債務不履行」で訴えることすら出来ない。

民進党、元衆院議員も現参院職議員も正直で分かりやすい(笑)。彼らを「保守」とか「改憲勢力」と見做すのは、人を見るチカラのないおバカさん。

今回は当事者ではない民進党参議院議員から、選挙後には希望の党を解体して、元民進党議員として一致団結しようという呼びかけがなされています。具体的には、こんな発言がTwitterでツイートされています。

小西ひろゆき(民進党・参議院議員)
この総選挙では、やむなく希望の党への移籍を余儀なくされた元民進候補を希望の党の評価に関わらず、その政治信条・姿勢だけで判断して頂きたい。小池代表の希望の党は「安倍翼賛会」の一翼となる。総選挙後に即刻、解体しなければならない。その力を元民進候補に託して頂きたい。私も全力で応援する。

上記の発言を細かく読み解くと、「希望の党の評価に関わらず、その政治信条・姿勢だけで判断して頂きたい。」が意味するところは、今回、心ならずも「踏み絵」を踏んでしまった元民進候補は、今でも隠れキリシタンに他なりませんよ、という意味にしか受取れない(笑)。

また、今回の選挙で当事者となる元民進党衆院議員からは、すでに現段階で「安保法制は認められない」という正直な発言が出てきている(笑)。このような人々を「改憲勢力」に勘定したり、希望の党を「保守」と呼んだりするのは、正気の沙汰とは思えない。

今後議論の避けられない「改憲」をめぐって、希望の党を改憲にカウントしてしまうのは全くの間違い。一時の「小池ブーム」は完全に終了してしまったものの、希望の党の動向次第で、「改憲」が左右されかねないという由々しき事態になりかねない。

小池都知事は、何処で何を間違えたのか?そして、これからは?

都議選での「成功体験」が、小池にとって最大の敗因となりそうだ。「風」「勢い」「空気」だけによる、たまたまの勝利を自分の実力と勘違いしてしまった。さらに、ひと頃の「小池人気」に便乗して、小池を「大物政治家」と評した連中も火に油を注いだ(笑)。

今後は、「踏み絵を踏んだ隠れキリシタン連中」による希望の党解体作業が当然の流れとなに違いない。連中に倫理的責任を問うても虚しいことは論を待たない。連中が大挙して党を去って行くのか?連中が党を乗っ取り、小池代表が追い出されるのか?

むしろ、「改憲」であるとか、「保守」といったカンバンを書き換えて、党首を中心に一致結束して、「安保法制反対」と叫び出す可能性も少なくない。もともと、確固たる政治信条や信念など持っていないのだから(笑)。そうなれば、極左である立憲民主党との再合流も視野に入ってくる。その場合、「改憲」から「護憲」に党是を変えるのも当然の話。一大護憲勢力、改憲反対勢力の成立となる。その場合、地上波を中心とした左翼マスコミも、ふたたび応援してくれるに違いない(笑)。

晩節を汚すという表現がピタリと当てはまってしまう中山成彬氏。人間、こうなってしまってはオシマイだ。

産経新聞のweb版。希望の党に入党し、これまでの主義主張と全く異なる発言をするようになってしまった中山成彬元文科相について、報じています。

中山成彬元文部科学相が希望の党からの出馬が決まると、「絶対権力は絶対腐敗する。自民党安倍さん、もういいでしょ。もう代わるべき」などと発言した、と朝日新聞に報じられ、自身のツイッターにも森友学園の国有地払い下げに関し、「安倍夫人に忖度しなければならない権力の影」などと森友学園問題をも蒸し返したことで、作家の百田直樹氏が15日、かみついた。
 「なんじゃ、このオッサン! 今まで籠池問題について一言も語っていないのに、希望の党に入った途端にこの発言」「小池(百合子・東京都知事)に『言え』と言われたかしらんが、節操がなさすぎる。そこまでして議員になりたいのか…情けない」

まず、立候補に際して「希望の党」を選択した時点で、政治的なセンスを欠く。一時の「小池人気」に便乗すれば何とかなると考えたとしか思えない。

さらに現段階になって、「森友問題」を持ち出すとはスジが悪すぎる。安倍総理の関与など無かったことは明白になったと言うのに。いくら選挙に出たい、当選したいと言ったところで、これをやってはオシマイだ。今の希望の党の情勢では、なりふり構わず取りに行った議員のイスが実際に手に入るかどうかは不明。

仮に当選したところで、これまで支持してきた人は、もうだれも応援しないだろう。

日本には保守政党も、保守政治家も存在しない。

日が経つほど、化けの皮が剥がれ有権者の支持を失いつつある希望の党ならびに小池代表と異なり、小なりと言えど一部特定の支持が集まりつつあるのが立憲民主党であり、枝野代表ということになる。とはいえ、まず最初に指摘しておかなくてはならないのは立憲民主党に集う議員たちに対して、「スジを通した」とか「信念がある」といった評価を下すのは事実誤認。彼らも当初は、希望の党へ合流しようと企んでいたものの、例の「踏み絵」による選抜で止むなく引き返して来たにすぎない。

また、立憲民主党を評して「リベラル」などと表現するのも間違い。日本の場合、地上波TVが確信的な左翼集団であるため、同朋・お仲間に対してマイルドなコトバ使いをしているだけの話。世界的な標準から言えば、立憲民主党に集う面々は「極左」と呼ぶのが適当。マイルドな表現がお好みなら、「第二社民党」という言い方が分かりやすい(笑)。

さてこの立憲民主党が「プロの票読み」によれば、現有議席を倍増する勢いというから捨てたものではない(笑)。日本では、公務員から大学、警察に至るまで尽く左翼思想に傾注しているので、「極左集団」であろうとも一定の支持が集まる。ちなみに、多くの先進国では、日本語で言うところの「共産党」と標榜する政治団体は法的に容認されていない。さらに言えば、「保守」を標榜する自民党と言えども、世界標準からすれば、立派な「左翼政党」に分類されるに違いない。

日本には保守政党も、保守政治家も存在しない。

「同窓のよしみ」というシガラミで、応援するわけには行かない希望の党新人候補(笑)

ハガキが来た。ウラには、見知らぬ男性と時の人、小池都知事・希望の党代表のツーショット写真。「これが例のお代金3万円也の写真か」と感慨にふけりつつ(笑)、よく見ると、我が母校「●●回生」との記述が。つまり、このたび希望の党の公認候補として立候補したので、「同窓のよしみ」として応援せよとの趣旨らしい。

確か、ご党首は「しがらみのない政治」を標榜してはいなかったか(笑)。

それにしても、希望の党から立候補とは(笑)。こうやってネタに使わせていただいておいて、申し訳ないけれども、もう少し手は無かったものか。一時の小池人気に便乗すれば、何とかなるとでも考えたのか。

当該選挙区は、親子ともに大臣まで務めた自民党二世議員の牙城で万が一にも勝ち目は無い。凋落した小池人気が頼りでは、比例の復活も困難に違いない。名簿の詳細は知らないけれども(笑)。

幹事長も政調会長も存在せず、公党としての体をなしていない政党から、右も左もわからない「新人として立候補」するご苦労に思いを馳せつつ、ご検討を祈りたい次第である(笑)。

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