老後のおカネ

公的年金から、借金問題まで。

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生涯収支がマイナスになっても、公的年金をめぐって暴動もデモも起きることはない

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公的年金制度は、ハタンも崩壊もしません。ずっと、将来も。では、どういう具合に決着がつくのでしょうか?答は、一定年齢以下の人(といっても、今現在現役で働いている人は、ほぼ全員が該当することになるはずですが)のうち、とくに現役時代を通して賃金が高かったグループの人たちについて、「生涯収支がマイナスになる」というカタチで決着することになります。

この事実を知れば、「暴動やデモが起きるんじゃないか?」という質問を受けることがありますが、そんなことにはならないと思います。

というのは、未来における年金受給者の大部分は、そういう事実(つまり、生涯収支がマイナスになるということ)について気づくこともないし、教えられる機会もないからです。おそらく、死ぬまで。

現役時代の全ての給与明細を年金事務所に持参して、「生涯にわたる支払保険料と受取年金合計額の収支を計算しろ」という無茶苦茶なことを言う人がタマにいます(笑)。が、そんな人はやはりごくマレで、そういう事を確認しようという意図を持った人さえ少数派です。今なら、年金定期便が、ある程度、そういうニーズに答えてくれます。けれども、いざ、年金を受給するようになれば、もう送られてきません。

物音ひとつなく、静かに殺されることになります(笑)。

受給開始以降の関心は、専ら、「今ここにある金額」だけに注がれることになります。このあいだもらった金額よりも、「減ったか・増えたか」は1円単位で検証することになりますが、何十年間にわたってのプラス・マイナスなど、どーでも良くなります。

ほとんど痛みを感じることなく、静かに殺される殺人事件のようなイメージ(笑)。優秀な官僚が、国民から即座に反発を食らうような、わかりやすいカタチでマイナスを引受させるはずがありません。

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