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厚生年金の加入逃れ、公務員はホントに取り締まる立場なのか?

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厚生年金加入逃れ、国の想定以上

中小零細企業の実体については、別の記事で、お知らせしました。

厚生年金の加入逃れの実体、民間企業の立場からいえること。

ところで、この件を報じるニュースのタイトルは、

厚生年金加入逃れ、国の想定以上

となっています。国(厚生労働省または政府)は、一体、どんな「想定」をしていたのでしょうか(笑)。とある厚生労働省官僚 OBの著書を読んでいると、可能であれば、「私は年金制度に、2口でも3口でも加入したい」という記述がありました。中小零細企業経営者からすれば、にわかに信じがたいトンデモ話です。

実は、こういうことなんです。

ご存知のとおり、厚生年金保険料というのは、会社(事業主)と社員本人(被保険者)が折半で支払います。ところが、公務員の場合、会社(事業主)負担分は、税金で支払われます。国や地方公共団体に雇われているんですから。

つまり、公務員の加入する共済年金制度の場合、実質的に保険料を負担するのは、本人(被保険者)のみ、ということになるわけです。

というわけで、

厚生労働省が、生涯の保険料負担と受け取り年金総額の比率を算出する場合、本人(被保険者)の保険料負担分だけをもとに計算して公表します。この計算方法は、共済年金には当てはまっても、厚生年金にはあてはまりません。

会社(事業主)も、保険料を負担しているんですから(笑)。

共済年金と厚生年金は決定的に違う

つまり、年金制度(共済年金)というものは、少なくとも公務員にとっては、今も「オイシイ制度」に他ならないわけです。さらに、厚生年金にはない「オマケ」もいっぱいついてくるんですから。

「2口でも3口でも加入したい」というワケも理解できます。自分たちのことを基準に考えて「国(厚生労働省)が甘い想定しかしていなかった」というのも納得できます。

君たちは、こんなにありがたい制度に入らないの?

といった具合に(笑)。

こういった大盤振舞が原因となったのか、共済年金は事実上ハタンしかけました。「これは大変だ」ということで、共済年金の2階部分(1階部分が基礎年金で、3階部分が職域加算)は、厚生年金の2階部分と一緒になることで、救済されました。私が、独断と偏見で言っているのではなく、共済年金のサイトに、そう書いてある(笑)。

この共済年金救済措置こそが、いわゆる「年金の一元化」というヤツに他なりません。

で、この「一元化法」が施行されたのが、2015年10月1日。当時、マスコミは何を伝えていたかといえば、他でもない「マイナンバー」です。

とても、偶然とは思えない(笑)。

取り立て

こういう背景のある公務員に、はたして民間企業の中小零細企業経営者に、「きちんと、保険料を支払え」という資格があるんでしょうか?

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